よくある質問
FAQ
キャップアイシステムについて
Q
キャップアイシステムの意味は?
A
コンピューター支援のピッキングシステム"Computer Aided Picking"の頭文字"CAP" と人工知能"Artificial Intelligence"の頭文字"AI"を繋げて創った造語です。弊社の英語表記は"Sekisui Jushi CAP-AI System"です。
Q
どんな場所で利用されていますか?
A
商品や部品を保管している倉庫、商品や部品の物流センター、工場の製造ライン、スーパーやコンビニなどの地域配送センター、その他、人手による商品や部品のピッキング、アセンブリング、キッティング、アソーティングなどに幅広く活用されています。
Q
どのような導入効果がありますか?
A
伝票やリストなどで行っているさまざまな物流作業をアンサーキットのランプと数字表示によってペーパーレス化することで、作業の生産性と精度を飛躍的に向上します。
Q
キャップアイシステムの応用にはどのようなものがありますか?
A
デジタルピッキングシステム
商品や部品が保管されている場所にアンサーキットを設置して、ペーパーレスで目的の商品や部品を取り出す作業を支援するシステム。データのバッチ単位によって、オーダーピッキンク、バッチピッキング、トータルピッキングを任意に選択して適用することができます。保管や搬送の形態は自由に選択できます。
デジタルアソーティングシステム
出荷先向けの箱が置かれている場所にアンサーキットを設置して、ペーパーレスで目的の商品を仕分ける作業を支援するシステム。一般には、商品や部品の品揃えができ次第、仕分ける商品や部品のコードをスキャナーなどで入力することで、出荷先への仕分け数をデジタル表示します。
棚卸支援システム
商品や部品の保管場所に設置されたアンサーキットによって、正確・迅速な棚卸作業がペーパーレスで行えます。
以上の他にも、部品配膳システムなどさまざまなアプリケーションシステムに活用できます。
Q
キャップアイシステムの特長は?
A
- 作業者の視認性を考慮してアンサーキットのロケーションランプが真横からでも遠くからでもよく見える高輝度LEDランプを使っています。
- 操作性を考慮してロケーションランプと作業完了スイッチを一体化した照光スイッチを採用しています。
- ユニット構造になっていますから、新規設備はもちろん既存設備でも、またどこにでも設置することができます。移設やメンテナンスも容易にできます。
- 常温はもとより、冷蔵環境、冷凍環境でも利用できます。
- ソフトウェアフレキシビリティーが高いので、さまざまなアプリケーションシステムを構築することができます。
Q
キャップアイシステムの構成は?
A
システム構成図に示すように、基本部分としては、制御用コンピューターのLANインターフェースに接続されたLinkBox(リンクボックス)、次にLinkBoxに接続されたマルチドロップネットワークで構成されています。
マルチドロップネットワークには、アンサーキットと呼ばれる表示応答装置を多数接続することができます。 また、マルチドロップネットワークにはアンサーキット以外にもさまざまな入出力装置を接続するための各種インターフェースを接続することもできます。
このマルチドロップネットワークこそが、現場作業を支援するための命綱なのです。
キャップアイ機器の設定方法・使用方法
Q
リンクボックスにIPアドレスなどのネットワーク情報を設定する方法を教えて下さい。
A
専用の設定ツールがございます。
設定ツール名:Dserver.exe
設定ツールはサポートサイトからもダウンロード可能です。
サポートサイトの「マニュアル・プログラムダウンロード」ページよりダウンロードが可能です。
「LinkBox共通 プログラムダウンロード」から「IPアドレス設定ユーティリティ」をダウンロードしてください。
Q
アンサーキットや周辺機器のアドレスをリンクボックスに登録する方法を教えてください。
A
アドレスの登録(機器登録)方法は下記の3つがあります。
- 制御アプリケーションにて行う
制御アプリケーションに開発段階で機器登録を実行する機能を組み込む必要があります。
詳しくはリンクボックスリファレンスマニュアルの機器登録コマンド(StartDev)の項目をご参照ください。 - リンクボックス用簡易チェックプログラムを使用する
リンクボックス用簡易チェックプログラム「LanAccChk」を使用して機器登録を行うことが可能です。「LanAccChk」はサポートサイトの「マニュアル・プログラムダウンロード」ページよりダウンロードが可能です。
「LinkBox共通 プログラムダウンロード」から「LinkBoxチェックプログラム(LanAccChk)」をダウンロードしてください。 - リンクボックスのスイッチ操作で行う
リンクボックス本体のスイッチ操作で機器登録を実行できます。
リンクボックスのメイン基板上の「AK_SET」ボタンを押しながら電源スイッチをONにすると機器登録を開始します。ただしアドレスを指定しての登録ができないため、機器登録の完了まで約15~20分かかります。
Q
キャップライト(回転灯、積層信号灯)のアドレスの設定方法を教えてください。
A
リンクボックスのメイン基板上にあるロータリースイッチで設定します。
キャップライトのアドレスは8001番~8099番の範囲に決められており、2つのロータリースイッチで下2桁を指定します。
ロータリースイッチで指定したアドレスから連番で6つのアドレスが自動で設定されます。
このアドレスはキャップライト端子台の1番~6番に対応しています。
[例]ロータリースイッチの設定が「11」の場合
アドレス範囲:8011~8016
Q
アドレスライターの使い方が分かりません。
A
マニュアルがございます。
サポートサイトの「マニュアル・プログラムダウンロード」ページよりダウンロードが可能です。
またアドレスの設定方法の説明動画をご参照ください。
制御アプリケーション開発関連
Q
コントローラ(リンクボックス、ベースステーション)とPCを接続し、自社で開発したアプリケーションでアンサーキットを制御したいと考えています。TCP/IP通信のプロトコル(コマンド+レスポンス)は公開されているのでしょうか。
A
リンクボックスやコントローラの制御に必要な通信仕様は公開しております。
機器をご購入いただく際にリファレンスマニュアルをお渡しさせていただきます。
またサポートサイトからのダウンロードが可能です。
サポートサイトの「マニュアル・プログラムダウンロード」ページよりダウンロードが可能です。
事前に必要な場合は弊社営業までお問い合わせください。
Q
アンサーキットへの1度の作業指示に対して、アンサーキットから何度も完了応答が返信されることはありますか。
A
1度の作業指示に対する完了応答は1回のみです。2回以上完了応答が返ることはありません。
ただし、アプリケーション側は完了応答を受け取った際に受領応答「O」応答をリンクボックスに返す必要があります。O応答が返せていない場合、リンクボックスはO応答が返るまで5秒ごとに完了通知を送信します。
パッケージアプリケーションの仕様について
Q
デジタルピッキングシステムの導入を検討しています。
まずは「簡単スターターパック」で試したいと思うのですが、バーコードリーダーは使えますか。
A
スターターパックではミニコントローラACC10157を使用します。
ミニコントローラへのバーコードリーダーインターフェイスの接続は未対応ですが、キーボードI/F対応のバーコードスキャナを制御パソコンに直接接続することで対応可能です。