システムの導入以前は、作業者はペーパーのリストを見てピッキングを行っていました。

リストでは部品コードに対して、その部品がどこにあるのか、というのは初心者には分からない状態でした。そのため習熟した作業者でなければ非常に効率が悪い状態でした。

また、リストを見て作業をしていた時にはピッキングミスが発生することもありました。

ヒューマンエラーがあるので0件ではないですが、取り間違いが劇的に減っています。システム導入後は、1日数件か、ミスが全くない日もあり、アナログでやっていた時に比べると格段に効果が上がっています。

作業時間も劇的に短縮されています。導入前は1製品ピッキング作業に5分程度かかっていましたが、導入後は3分弱で終えられるような流れになっています。

実は本日から、インターンシップで研修生が来られていますが、入った当日に数回作業を行っただけで熟練者と同じくらいの動きができるようになっています。場所を誘導してくれる、拾う数を教えてくれるというのは非常に効果が高いです。

今回は目標時間をオーバーすると回転灯が点灯するカスタマイズ機能を追加していますが、人の作業時間の違いや製品ごとの作業時間の違いを調べるのに役立っています。タクトタイム短縮の目標値に対してどうなっているのかも非常に分かりやすくなりました。

作業を視覚化することで習熟の期間が大幅に削減されています。また作業者の負担が大幅に削減されています。

キャップアイさんのピッキングシステムを導入して非常に良かったと思います。